LIEU
音楽を
習うだけのもの
にしない。
音楽は、もっと自由でいい。
聴く。
動く。
感じる。
自分で選ぶ。
誰かの音に耳を澄ます。
そして、自分も音楽の一部になる。
LIEUは、ピアニスト石田綾が、
音楽を通して
【感じる】【選ぶ】【表現する】
を育むプロジェクトです。
幼稚園・保育園・こども園での「音あそび」をはじめ、
コンサート、演奏、楽譜制作まで。
音楽を、もっと日常へ。
もっと、一人ひとりのものへ。
音あそび | 演奏 | コンサート企画 | 楽譜制作
音あそび
音楽の時間に
「正解」は必要でしょうか。
ピアノから音が鳴る。
走りたくなる。
ゆっくり歩きたくなる。
大きく動きたくなる。
じっと聴いていたくなる。
同じ音を聴いても、感じることは同じではありません。
音あそびで大切にするのは、
先生と同じようにできることではなく、
「私は、どう感じる?」
「私は、どうしたい?」
を、自分で見つけること。
生の音を全身で受け取り、動き、聴き、選んで、自分でも音を鳴らす。
音楽を通して
自分の“リズム(ペース)”に
出会っていきます。
誰かのリズムに合わせるのではなく、
自分のリズムに還っていく。
音あそびは、そんな時間です。
音源ではなく
生演奏で。
音あそびの音は、その場での生音(ライブ)にこだわります。
今日は勢いよく走り出した。
もう少し、この音を続けてみよう。
少し疲れてきた。
音を静かにしてみよう。
誰かが面白い動きを始めた。
その動きに音で応えてみよう。
子どもが音を聴き、先生は子どもを感じる。
決められた音楽に子どもを合わせるのではなく、その日の子どもたちと一緒に、その場の音楽をつくります。
講師を務めるのは、音楽表現を専門とする演奏家。音楽を教える「先生」ではなく、音で場をつくるファシリテーターです。
正解へ導かない。
音あそびでは、
大人が「正しい」と思う動きや表現へ、子どもを誘導しません。
同じ音を聴いても、
走りたくなる子もいれば、じっと聴いていたい子もいる。
ファシリテーターが動きを見せることはあっても、
それは正解ではなく、ひとつの選択肢です。
「先生と同じにできた」ではなく、
「私は、どう感じる?」
「私は、どうしたい?」
その答えを持っているのは、子ども自身。
大人が答えを渡すのではなく、
自分で感じ、自分で選ぶ経験を重ねていきます。
「表現しよう」と
教えない。
言葉を覚えれば、話すことはできます。
でも、本当に伝わるのは、
自分の言葉で話したとき。
音楽も、同じです。
「自由に表現してみよう」
そう言われても、自分が何を感じているのか分からなければ、自分らしい表現は生まれません。
だから音あそびでは、
表現することを急ぎません。
まず、たっぷり動く。
音の速さ、高さ、強さを身体で受け取る。
「どの速さが好き?」
「どっちが心地いい?」
ほんのささいなことでも、自分で感じて、自分で選ぶ。
その小さな選択の積み重ねが、
やがて「私はこう思う」「私はこうしたい」と、
自分の言葉で伝える力につながっていきます。
十分に動いたあとは
自分の内側へ。
たっぷり動いたあとは、静かな時間へ。
目を閉じて、呼吸を感じる。
心臓の音に耳を澄ます。
身体のどこが温かい?
どこが気持ちいい?
今、どんな感じがしている?
答えを声に出さなくてもいい。
うまく言葉にできなくてもいい。
大切なのは、
自分の中で起きていることに、自分で気づくこと。
外から与えられる「正しい」「こうしたほうがいい」ではなく、
自分の身体、自分の感覚に問いかけてみる。
音あそびでは、この内観する時間を特に大切にしています。
自分の感覚に気づく。
自分にとっての心地よさを知る。
そこから、自分で選ぶことができるようになる。
そして、その積み重ねが、
「私はこう感じる」
「私はこう思う」
「私はこうしたい」
という、自分の言葉につながっていく。
音あそびの核
FINDFEELFLOW
自分を知る。
深く感じる。
そして、自分の言葉で表現する。
音あそびは、音楽を通して、
自分の言葉で話せる子どもたちを育みます。
音楽が得意になるため
だけじゃない。
音を聴き分け、リズムを感じ、人の音を聴く。そこから自分で選び、自分の感じたことを表していきます。
音楽の中には、
子どもがこれから生きていくために使える経験が、たくさんあります。
音あそびは、
演奏技術を教える音楽教室ではありません。
リズム感や表現力を身につけることを先に目標にするのでもありません。
音楽を使って、自分自身を知る。
その経験を幼児期から重ねることで、結果として音を感じる力やリズム感も育ち、音楽そのものを楽しむ耳も育っていく。
音楽を「習っている子」だけではなく、
すべての子どもへ。
どんな花を咲かせるかは
子どもが決める。
種は、
「上手に芽を出そう」と頑張っているわけではありません。
水がある。
光がある。
根を伸ばせる土がある。
環境が整えば、その種は自分で芽を出します。
子どもも同じだと考えています。
何を感じるか。
何が好きか。
何を選ぶか。
大人が答えを与え続けるのではなく、
その子自身が見つけられる環境をつくる。
音あそびが育てたいのは、
決められた花ではなく、
どんな種も、その子らしく育っていける土壌です。
園の日常に
本物の音楽を。
音あそびは年間継続プログラムとして実施しています。
特別な発表会のためではなく、
普段過ごしている園に、プロの演奏家がやってくる。
身体いっぱいに音楽を体験したあと、
今度はプロの演奏をじっくり聴く。
自分も音楽の中に入った経験があるからこそ、
「聴く」ことも、受け身ではなくなる。
体験することと、芸術を味わうことを分けない。
幼児教育と芸術鑑賞をつなぎ、
子どもたちにとって音楽が特別な人だけのものではなく、
暮らしの中に自然にあるものになることを目指しています。
対象
幼稚園・保育園・こども園の子どもたち
形式
年間を通した継続プログラム
内容
生演奏による音あそびと、演奏家による鑑賞の時間
実施について
対象年齢・時間・回数は、園の規模やクラス構成に合わせてご相談します。
石田 綾
ピアニスト|音あそびファシリテーター
幼い頃、ピアノは「習い事」である前に、遊び道具でした。
楽譜がなくても弾く。
知っている曲を自分なりに変える。
そのときの気持ちを音にする。
言葉で話すより、ピアノで表すほうが自然でした。
その後、専門的に音楽を学び、演奏家として活動。
学ぶ過程で
「正しく、間違いなく演奏すること」を求められるほど、
自由に音楽を感じていた自分との間に距離が生まれました。
長い時間をかけてもう一度辿り着いたのは、
感じることが先にあり、表現はそのあとに生まれる。
という、とてもシンプルなことでした。
ジャンルを横断したさまざまな演奏経験と、子どもたちとの音楽の時間から生まれたのが「音あそび」です。
LIEU — 場所
音楽をする場所。
音楽を聴く場所。
人と出会う場所。
そして、自分の感覚に出会う場所。
子どもたちへの音あそびから、演奏、コンサートへ。
音楽が、一部の人の特別なものではなく、
暮らしの中に息づく文化になること。
LIEUは、そこへ向かうための「場所」です。